敷島浄水場配水塔
- 文化・教育施設
群馬県前橋市敷島町にある敷島浄水場配水塔。前橋の水道の歴史を語る土木遺産として、広く県民に親しまれています。
建設は1929年にまで遡り、設計者は工学博士の金井彦三郎。鋼製で、高さは37.4m、容量は892m³のスペックを誇ります。奇跡的に前橋空襲の被害を受けず、旧配水塔などは現在に至るまでその姿を残します。92年間に渡り、当地に潤いをあたえてくれた旧配水塔は今なお前橋の地を特徴づけるシンボルとして重要な役割を担っています。そしてその歴史的な価値は認められており、近代水道百選・文化庁登録文化財・土木学会選奨土木遺産等に選ばれています。
ご興味のある方は現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。前橋の地にも歴史ロマン溢れる史跡が存在します。
(2023年12月執筆)
PHOTO:PIXTA