記事旧西原村役場壕のイメージ画像

旧西原村役場壕

  • 文化・教育施設
  • 建物・施設

旧西原村役場壕は、沖縄戦時に重要な役割を果たした歴史的遺構です。西原町字翁長320に位置し、現在は西原町指定文化財となっています。

この壕は、沖縄線の激戦地となった西原で、重要書類や貴重品の保管場所として使用されました。役場職員たちは出勤後に壕から書類を持ち出して事務を行い、退勤前に再び書類を壕内に運んで保管するという日課であったそうです。この作業は、米軍の本島上陸直前まで行われていたとされています。

現在、旧西原村役場壕は沖縄戦の歴史を伝える重要な遺跡として認識されています。地元の小学生たちが沖縄戦について学ぶ教育の場としても活用され、戦争の悲惨さを後世に伝える役割を果たしています。沖縄戦時の行政機能維持と重要書類保護に果たした役割、そして現在の平和教育における意義から、西原町の貴重な文化財として位置づけられています。

沖縄県西原町の地にも後世に伝承すべき史実を有する遺構が存在します。是非一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。平和の尊さを感じ取る貴重な機会となるはずです。

(2024年6月執筆)

PHOTO:写真AC

同じ都道府県の記事

同じカテゴリーの記事

ファイナルアクセス会社サイトはこちら

残り日数で探す

記事ランキング※24時間以内

Final Access Books

注目コンテンツ これが最後です

都道府県から探す