2025年1月13日 記事【一畑電車】5010/5110号車 引退のイメージ画像 History 57年

【一畑電車】5010/5110号車 引退

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一畑電車の「5010」号車と「5110」号車が、2025年1月13日に引退することが当局より発表されました。

1967年、京王電鉄で5000系として誕生したこれらの車両は、当時の最新技術を結集して製造されました。31年間、首都圏の通勤輸送を支えた後、1998年に一畑電車に譲渡され、島根の地で第二の人生を歩み始めました。

一畑電車での26年間、「5010」号車と「5110」号車は地域の足として重要な役割を果たしてきました。2両編成で定員220名、うち座席定員80名を擁し、転換式・回転式クロスシートを備えた快適な車内で多くの乗客を運びました。

首都圏と地方という異なる環境で、合計57年もの長きにわたり活躍してきた二つの車両。日本の高度経済成長期から平成、令和へと時代の変遷を見守り続けてきてくれた由緒ある車両です。引退を前に、一畑電車は3日間にわたる特別イベントを企画し、長年の功績を称えます。また、記念乗車券の発売も予定されており、多くの鉄道ファンや地域住民にとって、思い出の詰まったこれらの車両との別れを惜しむ機会となることでしょう。引退までまだ少し時間があるようです。ご興味のある方は是非一度島根の地に足を運んでみてはいかがでしょうか。

(2024年10月執筆)

当たり前であった景色に終わりが近づいております。

PHOTO:PIXTA

 

 

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