【久留里線】上総亀山駅 廃駅か
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上総亀山駅は、1912年に開業した久留里線の終着駅です。当初は木更津町(現木更津市)と亀山村(現君津市)を結ぶ路線として敷設されました。開業当時は、地域の重要な交通手段として機能し、多くの利用者で賑わいました。しかし、時代の変遷とともに自動車の普及が進み、利用者数は徐々に減少。1989年度には1日平均3000人を超えていた利用者数が、2023年度の平均通過人数は64人にまで落ち込みます。
2024年11月末、JR東日本は久留里駅から上総亀山駅までの区間廃止を発表しました。廃止の理由として、この区間が「移動需要に対して輸送力が過剰」であることが挙げられています。今後は、バスを中心とした新たな交通体系への移行が計画されています。デジタル技術を活用した経路案内や観光情報の提供、地域振興イベントの継続など、新たな取り組みも予定されています。
上総亀山駅は、長い歴史と共に地域の発展を見守ってきました。鉄道としての役割は終わりが近づいていますが、まだ少し時間があります。ぜひ一度現地を訪れてみてはいかがでしょうか。貴重な景色を記憶する大切な思い出をつくることができるはずです。
(2024年11月執筆)
懐かしい記憶が蘇るという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
上総亀山駅の歴史と伝統は永遠に語り継がれることでしょう。
PHOTO:写真AC