高村家住宅 高村別邸 解体/取壊
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長野県千曲市にある、高村家住宅（高村別邸）が解体されました。建築は明治中期、第11代慶応義塾塾長・高村象平の父親の別邸です。第二次世界大戦中の昭和20年には、慶応義塾大学の図書館にあった蔵書が大量に高村家住宅に疎開したというエピソードもある由緒ある邸宅です。場所は、国の重要伝統的建造物群保存地区になっている千曲市稲荷山。近世から近代にかけて栄えた商家町独特の伝統的建造物として地元の方に愛されてきました。諸事情により、高村家住宅は、2018年2月に解体してしまいました。在りし日の思い出に、稲荷山の地を訪れてはいかかでしょうか。（2018年7月執筆）
