小松市立金野小学校 閉校
- 文化・教育施設
校庭には水車が回り、その音が周りに響くという非常にのどかな風景の中に建っていた小松市立金野小学校(石川県小松市大野町子43)。その歴史はその歴史は1955年4月に創立されたことから始まります。同校があった地域は、かつて日本一の銅の生産量を誇っていた尾小屋鉱山があった場所。町は非常に活気に溢れ、小学校の近くにも鉱山で働く多くの人が住む住宅があったことからも、小学校にも多くの子どもたちが通っていました。鉱山はその後1971年に閉山しますが、小学校の校歌には鉱山の守り神が祀られていた町の山、「山神山」が登場し、今日まで大切に歌い継がれてきました。しかし金野小学校は2018年3月31日に閉校し、63年の歴史に幕を下ろしました。小学校やこの地にゆかりのある人は、もう一度懐かしい場所を訪れ、当時の記憶を思い返してみてはいかがでしょうか。(2018年12月執筆)