長崎市電 賑橋停留場 名称変更
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長崎市電の賑橋停留場(長崎県長崎市栄町5番1号先)は、1920年に開業した停留場。その名前の由来となっている賑橋(にぎわいばし)は、中島側にかかる橋の一つです。この橋は、榎津長と材木町の間にかかっている橋ですが、どちらの町も名前に「木へん」が付いており、「ふたつの木が合う」、すなわち「にぎあう」ということで名付けられたと言われている橋です。しかし、長崎県の中でも人気の観光スポットである「眼鏡橋」が近隣にあることから、2018年8月1日に「めがね橋停留場」に名称が変更されました。観光客にわかりやすいよう、という配慮から変更が決定されたものですが、100年近く使われてきた名称の変更は地元の人にとってはさみしさを感じさせるものとなったようです。賑橋を通った際には、この名前がついた停留場がかつてあったことを思い返してみてはいかがでしょうか。(2019年2月執筆)