パラダイスクルーズ 引退
- 乗り物
1993年5月の開業以来、横浜・八景島シーパラダイスのシンボルとして親しまれてきた遊覧船「パラダイスクルーズ」が、2025年7月8日をもって32年間の歴史に幕を下ろしました 。
同船は、19世紀のアメリカのリバーボートを模したクラシカルな外観で、島の周囲を約15分かけて巡るアトラクションとして、多くの来園者に海からの景色を提供してきました 。開業当初から運行を続け、時代と共に他の水上アトラクションが姿を消す中でも、変わらぬ姿で八景島の風景の一部となってきました 。
最終運行までの1週間は、船体に感謝のメッセージを書き込むフィナーレイベントが開催され、多くのファンが別れを惜しみました 。その役目は、7月19日に就航した新型の双胴船「Paradise CruiseⅡ」へと引き継がれました 。新船は定員を倍増させ、安定性を高めた設計で、八景島の新たな海の魅力を伝えていきます。
(2025年7月執筆)
PHOTO:PIXTA