橋本市立信太小学校 閉校
- 文化・教育施設
和歌山県にあった橋本市立信太小学校(和歌山県橋本市高野口町九重87-1)は、1876年に開校した歴史ある小学校です。同校の伝統的な行事として行われていたのが、毎年2月の「耐寒遠足登山」。3年生から6年生は「耐寒登山」、1年生と2年生は「耐寒遠足」。雪が積もった中で行われることも多く、教員や保護者による入念な下見を行なった上で、安全を確認しながら行われてきました。児童たちは寒く困難な道を歩く体験活動を通し、忍耐力を養うとともに集団行動においてきまりを守ることを学んできました。しかし、同校は2019年3月31日に閉校。143年の歴史に幕を下ろしました。長い歴史の中、多くの卒業生を輩出してきた同校との別れに、寂しさを感じている人も多いようです。(2019年4月執筆)