古座川町立七川小学校 閉校
- 文化・教育施設
和歌山県の清流・古座川のほとりにあった七川小学校(和歌山県東牟婁郡古座川町441)は、1876年に開校しました。山深い地域のため多くの分校を持ち、長きにわたり地域の教育と文化の中心として子どもたちの成長を見守ってきました。しかし、昭和後期からの林業衰退に伴う過疎化の波を受け、1970年代から分校が次々と閉校。児童数の減少は止まらず、本校も2001年に三尾川小学校へ統合され、2005年に129年の歴史に幕を下ろしました。
閉校後、平井分校の校舎は特産の柚子を活かした交流施設「ゆずの学校」として再生し、地域活性化の新たな希望となっています。長年、地域の教育を支え続けた運営主体と関係者の皆様のご尽力に深く敬意を表します。卒業生や先生方にとって、この学び舎での思い出は、今も心に響くかけがえのない宝物であることでしょう。
(2024年9月執筆)
当校の歴史と伝統は永遠に語り継がれることでしょう。
PHOTO: 廃校5000 様