佐野市立閑馬小学校 閉校
- 文化・教育施設
栃木県佐野市にある佐野市立閑馬小学校(栃木県佐野市閑馬町911-1)は、1873年に戸奈良村の廃寺である正泉寺を用いて開校されました。開校当時は小学明遠館という名称だったものの、その後幾度かの改称を経て現在の校名となった、非常に歴史の長い小学校です。
同校は5月から9月まで、同校の東斜面にはヤギが放牧されてるという珍しい光景を見ることができます。花子とダイアナと名付けられている2頭のヤギは、急斜面の除草作業を行うとともに、子どもたちの情操教育にも貢献。地元の支援を受け、毎年子どもたちはヤギと会えて嬉しそうな姿を見ることができます。
140年を超える歴史の中、多くの子どもたちを見守り、送り出してきた閑馬小学校ですが、残念ながら2020年3月末に閉校することになり、その歴史に幕を下ろします。閉校に先駆け、準備委員会が設置されて、記念誌や式典など、来たるべき時に備えてさまざまな準備がされています。ぜひ、同校に思い出のある方は、この機会にもう一度足を運んで、当時の思い出を語り合ってみてはいかがでしょうか。
(2019年6月執筆)