富山市立樫尾小学校校舎 解体
- 文化・教育施設
富山市立樫尾小学校(富山市八尾町樫尾小長谷369)は、1953年から2009年までの56年間、この木造校舎を利用していました。グリーンがかった薄水色をした2階建の木造校舎は、可愛らしい外観が特徴。白を基調とした教室内はダークブラウンの木目の床がとても温かい雰囲気で、机を並べて学ぶ生徒たちの笑顔を思い浮かべることができます。伝統的で厳かな雰囲気の講堂では、先生方は気の引き締まる思いでお話しをされたことでしょう。冬になると、校舎の屋根に雪化粧が施されます。真っ白な雪を屋根に乗せた可愛らしい薄水色の木造校舎は、校庭に降り積もった雪景色の中、さらに趣のある姿となりました。
地域の交流スペースとして存続の動きがあったものの、2014年から2015年頃には解体されてしまいました。同校にゆかりのある方は跡地に足を運び、思い出の木造校舎の姿をぜひ心に思い描いてみてください。
(2018年8月執筆)
これは中庭からの光景でしょうか。
懐かしい景色と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
卒業生の皆様、学校運営の関係者様、ゆかりのある方々の心の中に永遠に記憶されますように。
PHOTO:遍照の響き/樫尾小学校