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【富山地方鉄道】浜加積駅舎 改築

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富山県滑川市に位置する浜加積駅は、富山地方鉄道本線の駅であり、駅番号はT19です。開業は1935年12月で、当時は富山電気鉄道の駅として誕生しました。この路線は滑川-早月間の開通に伴い設置され、地域交通の要所として重要な役割を担ってきました。

1943年には、会社統合により富山地方鉄道の駅となり、以降は同社の本線駅として現在まで運営が続いています。駅名の「浜加積」は、かつてこの地に存在した浜加積村に由来し、滑川市が周辺の加積地名の村と合併した後も、その名を駅名として残しています。

駅の構造は地上駅で、ホームは1面1線というシンプルな造り。無人駅であり、駅舎や待合室は設けられていますが、トイレや駐車場、駐輪場はありません。駅周辺には、あいの風とやま鉄道線が並行して通過しており、地域の鉄道ネットワークの一端を担う、地域の生活に密着した小規模な駅です。

長きに渡り利用者や地域住民に親しまれていた駅舎ですが、老朽化に伴う課題も指摘されていました。そして2025年、浜加積駅は長年親しまれてきた駅舎の改築が行われ、新たな姿で地域住民や利用者を迎えることとなりました。新駅舎は安全性や快適性の向上を目指し、時代の変化に対応した施設として生まれ変わっています。

長きにわたり地域交通を支え続けてきた旧浜加積駅舎に、深い敬意を表します。鉄道ファンや地域の皆さまには、ぜひ現地に足を運び、新しい駅舎とともに歴史ある浜加積駅の魅力を体感していただきたいものです。

(2025年5月執筆)

美しい景色は多くの方々の心に記憶されることでしょう。

PHOTO:PIXTA

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