関町立坂下小学校 閉校
- 文化・教育施設
- 建物・施設
関町立坂下小学校の創立起源は1938年、坂下尋常小学校としての開校です。後に時代の要請に沿う形で近代的な教育施設としての形式を整えてゆきます。
当校は東海道坂下宿のほど近くに佇みます。東海道五十三次の48番目の宿場町として繁栄した地。鈴鹿峠を往来する人々で賑わい、参勤交代の大名家などの宿泊施設も数多く軒を連ねていました。歴史ロマンあふれる場所に静かに佇む当校も地域の人口減少の影響を受け、多くの人に惜しまれてその歴史の幕を下ろしました。1979年のことです。しかしその美しい木造校舎は国の登録有形文化財に登録され(1999年)、現在では「鈴鹿峠自然の家」として多くの人に愛されています。
長年間に渡り地域の子供達を守ってきた関町立坂下小学校。一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。参勤交代の大名行列に参加する気分を感じることができるかもしれません。
(2021年2月執筆)
PHOTO:PIXTA
名作「二十四の瞳」。人気女優の松下奈緒氏主演のリバイバル作品ですが、当校もロケ地になっているようです。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?