愛媛県立北条高等学校  閉校

  • 文化・教育施設

愛媛県立北条高等学校は、2028年3月末をもって81年の歴史に幕を閉じる予定です。1947年に愛媛県立松山農業学校として開校した同校は、瀬戸内海に面した風光明媚な場所に位置し、地域の教育と文化の中心として長年にわたり重要な役割を果たしてきました。

北条地区は柑橘類や米の生産が盛んな地域。この地域の特性を活かし、同校は農業教育にも力を入れてきました。また、総合学科の設置により、生徒たちは2年次から自身の進路に合わせて自由に科目を選択できる先進的なカリキュラムを提供してきました。

部活動でも輝かしい実績を残しており、吹奏楽部は数々の受賞歴を誇る名門の部活動。そして、ラグビー部は花園出場を果たすなど、充実した学校生活をおくれる学び舎とのことです。これらの活動は、地域の誇りとなり、多くの人々に感動と勇気を与えてきました。そして、北条高校の歴史は、地域の発展と密接に結びついています。北条地域で開催される「風早にぎわいレトロまつり」や「ワンダーランド河野氏まつり」では、生徒たちが積極的に参加し、地域との交流を深めてきました。また、学校周辺の清掃活動や地域のイベントへの協力など、地域貢献活動にも力を入れてきました。

2028年の閉校後は、新設される愛媛県立愛媛風早高等学校(仮称)に統合されますが、北条高校の精神と伝統は新しい学校に引き継がれていきます。閉校まであと3年余り。卒業生や地域の方々にとって、思い出の詰まった特別な場所です。ゆかりのある方々は、この機会に母校を訪れ、懐かしい校舎や風景を心に刻んでみてはいかがでしょうか。

(2025年2月改筆)

 

 

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