四日市市ふれあい牧場 閉園
- 商業施設
四日市市ふれあい牧場は2026年3月31日に施設全体を閉園することを発表しました。約60年にわたり、昭和・平成・令和の三時代を通して、地域住民や訪問者の憩いの場として親しまれてきました。当施設は、地域の農業、特に畜産振興の一環として開設され、乳牛育成という地域的な役割を担っていたという独自の歴史を有します。
地域社会との結びつきを示す象徴的な出来事として、年に2回開催された「ふれあい牧場まつり」が挙げられます。この祭りでは、動物とのふれあいをはじめ、乳製品の販売や地元団体による出店があり、長年にわたり地域文化交流の拠点としての役割も果たしてきました。
しかし、近年、酪農家の減少により乳牛育成の必要性が薄れたため、市は牧場運営からの撤退を決断。この決定に伴い、2023年3月には主役であった乳牛の飼育を終了し、ウサギやモルモットなども里親に引き取られました。人員不足や体験事業の休止により、以前の活気を取り戻すことが難しくなっていたことも閉園の要因となったようです。
惜しまれつつも長きにわたる歴史に幕を閉じることとなり、最終的な閉園時期は2025年11月と定められています。ヤギのエサやり体験は2025年11月末まで実施され、売店も2025年11月30日をもって営業を終える予定です。現在、ヤギ3頭、ポニー1頭、エミュー1羽が残されていますが、これらの動物たちも引き取りの準備が整い次第、新たな場所へと旅立ちます。長年にわたり当施設を運営し、市民に笑顔を提供してこられた皆様の献身的な努力に心より敬意を表します。この牧場で育まれた温かい思い出は、訪れた全ての人々の胸に、いつまでも鮮やかに残り続けることでしょう。閉園まで残り少ない日々ですが、当地の大切な景色の一つを彩ってくれた施設です。ぜひ当施設に足を運び、最後に思い出を追加されてはいかがでしょうか。
(2025年11月執筆)







