長野市立七二会中学校 閉校
- 文化・教育施設
長野市立七二会(なにあい)中学校(長野県長野市七二会丁227)が、2024年3月末をもって閉校します。当校の開校は1947年に遡ります。
当校が築かれた七二会の集落は、長野市中心部から西側へと犀川を遡った山あいにあります。当校の校地は、犀川の流れから丘陵地を登った、標高600mを超える高地にあります。小規模な農家の耕作地や棚田が点在し、北アルプスや浅間山を臨む自然豊かなこの土地で、長く子供たちの学びを支えてきました。
全校生徒は24人(2021年4月時点)という小規模の学校ですが、校訓「洗心」を掲げ、当地の子供たちの成長を見守ってきました。敷地内には当校の歴史の折々に建立された石碑が置かれ、校舎には旧校舎の板材を加工した壁面装飾や看板が使わるなど、この地で紡がれてきた学びの営みが大切に受け継がれてきたことを感じさせてくれます。
ゆかりのある方は今一度この地を訪れてみてはいかがでしょうか。雄大な山々を眺めながら先人たちの営みに思いを馳せてみるのも素敵な時間になりそうです。
(2022年3月執筆)
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