和歌山市立雄湊小学校 閉校
- 文化・教育施設
和歌山市立雄湊小学校(和歌山市東坂ノ上丁3番地)が 144年の歴史に幕を閉じます。当校は和歌山城のすぐ近くの小高い丘に立地します。静観な住宅街の中にある学校で、品の良さが伺えます。
創立起源は1873年(明治6年)。南方熊楠や松下幸之助も在籍した名門校です。その後、1876年に有街小学校小学校が創立され、ここを母体として、湊南小学校が創立されます。その後は戦災による校舎の消失などを経て1947年、現在地に仮の新校舎が立てられます。その後、プール、屋内運動場等の建設等がされ施設が充実化されてゆきます。歴史と伝統ある当校ですが地域の若年人口の減少の影響は大きく独立校としての歴史にピリオドが打たれることになりました。
2017年4月から和歌山県初の小中一貫校の「和歌山市立伏虎小中学校」が創立します。その新校創立に伴って、同中学校区内の本町・雄湊・城北の3小学校が統合されます。新設される小学校は「和歌山市立伏虎小学校」。雄湊小学校の在籍生徒はこの小学校に通うことになります。当校の歴史と伝統はこの統合校に引き継がれてゆきます。
(2016年10月執筆)
校庭から校舎を望みます。
子供たちの歓声が聞こえてきそうです。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:沖縄県在住T様
VIDEO : FinalAccess ファイナルアクセス