東かがわ市立福栄小学校 閉校
- 文化・教育施設
1892年(明治25年)開校の福栄小学校(香川県東かがわ市与田山351−1)は同年創立の小学校です。かつては農業に従事したり、手袋産業に従事する親の子供が多く通っていましたが、最近では働きにでる家庭がほとんどで生徒数も減少傾向にありました。当校の一番の目玉がC11型蒸気機関車の存在です。鉄道路線の無い山間の福栄小学校に九州で走っていた機関車が保存されていると言うのはとても珍しいケースですが、山ざと号と言う名前までついて保管状態も良く、機関車マニアの訪問をうけることもあるとのことです。福栄小学校は2004年(平成16年)の台風23号の影響で白鳥小学校に教育現場を移管した経緯があります。また平成17年4月には五名小学校が閉校になったのを機に統合して存続してきましたが、平成29年の時点で全校生徒が29名になり、2020年を目処に本町小、福栄小、白鳥小との統合で話がまとまっています。堂々たる128年の歴史の閉幕です。当校にゆかりのある方は最後に一度現地を訪れてはいかがでしょうか。(2019年1月執筆)