新屋島水族館 改修
- 文化・教育施設
- 商業施設
新屋島水族館は、1969年に屋島山上水族館として開館しました。開館当初から、世界初のアクリル製回遊式水槽を導入し、革新的な施設として注目を集めました。
1971年には博物館相当施設として登録され、その後も次々と新しい施設を追加していきました。アシカショープール、ピラルク水槽、トドプール、イルカプールなどが順次オープンし、1992年にはマナティーの飼育も始めました。2006年に一度閉館しましたが、同年12月に「新屋島水族館」として再オープンしました。新たな運営会社のもと、カマイルカプールやクラゲ水槽、タッチプールなどが新設され、さらに魅力的な施設となりました。
しかし、開館から50年以上が経過し、施設の老朽化が進んでいます。そのため、2024年12月2日に、2025年4月から2027年春まで大規模改修のための休館が発表されました。この改修では、本館の建て替えが中心となり、最新技術を活用した「国内では他に見られない展示方法」の導入が予定されています。
新屋島水族館は、長い歴史の中で常に革新を続けてきました。今後の改修を経て、さらに魅力的な施設として生まれ変わることが期待されますが、沢山の思い出がつまった景色は大きく変わりそうです。再オープンまでにはまだ時間がありますので、ぜひ改修前の姿を記憶するために現地に運んでみてはいかがでしょうか。
(2024年12月執筆)
PHOTO:PIXTA