【予讃線】高瀬駅舎 解体か
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高瀬駅は、1913年に上高瀬駅として開業しました。当時は香川県の農村地域に位置し、地域の重要な交通拠点となりました。1959年6月に駅舎が改築され、同年10月1日に現在の高瀬駅に改称されました。この頃から、地域の発展に伴い利用者が増加していきました。
1969年10月1日に荷物の配達取扱が廃止され、翌1970年6月1日には貨物取扱も廃止されました。これは、道路輸送の発達による鉄道貨物の需要減少を反映しています。1987年の国鉄分割民営化により、高瀬駅はJR四国に引き継がれました。その後も地域の重要な駅として機能し続けています。
2024年3月16日には終日無人化されましたが、依然として地域の交通の要として活躍中。三豊市の行政文教地区の中心に位置し、周辺には高校や大学などが存在します。しかし利用者の減少基調は続いております。そして三豊市議会定例会で2024年度中の当駅舎の解体方針が決定された模様です。この決定は、JR四国が進める業務体制の見直しと経営改善の一環として行われたものと考えられます。
高瀬駅を訪れると、駅周辺に広がる緑豊かな茶畑の景色を楽しむことができます。また、地域の特産品である高瀬茶の魅力も発見できるでしょう。駅舎の解体まで少し時間はありそうです。ぜひ一度、高瀬駅を訪れて、この地域の歴史と文化を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
(2024年12月執筆)
PHOTO:PIXTA
スタジオジブリが手掛けた名作「おもいでぽろぽろ」
ファンの間では当地周辺が映画の舞台とされているようです。