愛媛県立宇和島東高等学校 津島分校  閉校

  • 文化・教育施設

2026年3月末をもって、愛媛県立宇和島東高等学校 津島分校(愛媛県宇和島市津島町高田2469-1)が閉校を予定しています。

1948年に愛媛県立津島高等学校として開校。ここが当校の創立起源となります。開校当初は定時制課程の学校でしたが、1956年に全日制課程に転換。2021年に分校化して現在に至ります。同校は、本校との部活動や学校行事などの連携を行っており、「本校・分校連携推進モデル校」にも指定されています。

本校の歴史と地域文化の結びつきを示す最も顕著な例が、相撲部の存在です。相撲が盛んな津島地域に根差した同部は、全国大会で華々しい成績を残す伝統的な強豪であり、学校の誇りでした。生徒たちは日々の練習で、土俵を神聖な場所として扱い、先輩が築いた歴史と武道としての作法に敬意を払うことを学んでいるとのこと。また、部員は学校近くで共同生活を送り、地域の中学生や宇和島水産高校の生徒とも練習を共にするなど、学校の枠を超えて地域の相撲文化の継承者としての役割を果たしました。また、生徒たちはPTAと協力し、学校周辺の清掃活動(遠近川の除草作業など)を行うなど、地域環境の維持にも積極的に貢献しました。

78年間に渡りこの地区を見守り続けてきた同校ですが、残念ながら2026年に閉校予定。愛媛県立宇和島東高等学校へ統合されるため、独立校としての当校の歴史は閉幕となります。ゆかりのある方はこの場所にもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

(2022年9月執筆)

 

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