大村横穴群
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大村横穴群(熊本県人吉市城本町)は、6〜7世紀初めの古墳時代後期に作られたと推定されている墓群です。JR人吉駅の裏手に位置する丘陵の崖面およそ800mの間に27基の横穴がありますが、それぞれの横穴は亡くなった人を安置するための玄室の前に羨門と羨道が設けられているという形で構成されています。
27基から構成される大村横穴群の特徴は、8基が装飾横穴墓であるという点。これらの装飾横穴墓の入り口の脇には、弓や矢、剣などの武器や動物、円文や三角文などの幾何学模様といった装飾が施されています。
この大村横穴群は1921年3月3日に国の史跡に指定されています。人吉駅から見上げることもできるそうです。興味のある方はぜひこの場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年4月執筆)
熊本県人吉市の地にも歴史ロマンあふれる史跡が存在します。
PHOTO:PIXTA