向山炭鉱
- 建物・施設
1899年から歴史の歩みを始めた向山炭鉱は、海底炭鉱として名高い炭鉱でした。坑道は海底まで続き、種々の革新的な技術を確立しました。1950年代の最盛期には約1,200人の従業員が働き、伊万里市の経済発展を支えました。しかしその後、石油エネルギーへの転換・炭鉱労働者高齢化などを理由として1962年に向山炭鉱は閉山しました。
海底炭鉱技術の確立や日本初の坑内発電所建設など、日本の近代炭鉱史に大きな足跡を残した向山炭鉱。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。佐賀県伊万里市の地にも歴史を今に伝える遺構が存在します。
(2024年2月執筆)
PHOTO:写真AC