生月砲台跡
- 建物・施設
長崎県平戸市生月島最北端に位置する生月砲台跡は、日露戦争後の軍備拡張期に築かれた旧日本軍の砲台跡です。朝鮮海峡と壱岐水道を見渡せる場所に位置し、侵入を企てる敵艦を視野に入れていました。
日露戦争後の軍備拡張の一環として、1937年に建設が着工、翌1938年に竣工。15cm砲が二門配置される形で完成しました。砲座跡、観測所跡、弾薬庫跡など当時の施設が現在も姿を残し、周辺にはトーチカなどの防御施設が今なお歴史を伝承します。
当時の戦争の激しさを肌で感じることができる貴重な戦争史跡です。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。長崎県平戸市生月島の地にも平和の有難さを感じ取れる史跡があります。
(2024年3月執筆)
かつてこの場所を軍人さんも歩いたはずです。
平和の尊さを伝える貴重な戦跡です。
PHOTO:写真AC