小樽教会住ノ江聖堂 閉鎖
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小樽市内のカトリック小樽教会住ノ江聖堂は、戦後の信徒増加に対応するため、1949年に富岡教会の分教会として設立されたことを起源とします。当時の建物は、明治時代に建てられた米穀商の私邸を改築したもの。信徒の手によって聖堂へと生まれ変わり、ステンドグラスや祭壇などが設置されました。
地域の信徒の拠り所として、長年に渡り親しまれてきた建物ですが、近年の人口減少や信者の高齢化により、維持費の負担が大きくなっていました。2024年4月28日、75年間の歴史に幕を下ろします。
ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。歴史ある建物があなたを暖かく迎えてくれるはずです。閉鎖後に、建物はカフェレストランとして活用される予定。聖堂としての役割を終えた後は、その歴史は新たな形で語り継がれていくことになりそうです。
(2024年1月執筆)
PHOTO:PIXTA