岡崎市南公園 一時閉園
- 娯楽施設
- 建物・施設
1962年4月に開園した岡崎市南公園がその姿を大きく変えそうです。開園当初は野球場やテニスコートなどの運動施設が中心でしたが、後に様々な施設が追加され、現在では遊園地、交通広場、市民プール、梅林、芝生広場など、多様な施設が揃い、幅広い世代が楽しめる憩いの場となっています。
高度経済成長期を迎えた1960年代、市民のレクリエーション需要が高まる中、南公園は市民の要望に応える形で開園しました。開園当初は、野球やテニスを楽しむ市民の姿が多く見られました。その後、1970年代に入ると、子供向けの施設が充実していきます。市民プールがオープンし、夏には多くの子供たちが水遊びを楽しめるようになりました。さらに交通広場がオープン。信号機や横断歩道などが設置され、子供たちが安全に交通ルールを学ぶことができるようになりました。
1980年代には、遊園地がオープン。観覧車やメリーゴーランドなど、子供たちが喜ぶ遊具が揃い、子供たちの遊び場としてますます人気が高まりました。さらに梅林が整備されたのもこの時期です。多くの梅の木が植えられており、毎年春には美しい梅の花を楽しむことができます。南公園は時代に合わせて変化を続け、現在では年間約40万人が訪れる岡崎市を代表する公園となっています。しかし各所に老朽化も目立っておりました。そこで大規模な改修工事が実施される予定で、2024年4月から2027年3月までの期間、南公園はリニューアル工事のため一部閉鎖されます。
リニューアル後は、遊具や施設が新しくなるだけでなく、カフェやレストランなどの商業施設もオープンする予定とのこと。より多くの人が楽しめる公園になることが期待できそうですが、多くの思い出が詰まっている現在の姿の岡崎市南公園を忘れないようにしたいものです。
(2024年1月執筆)
懐かしい思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
PHOTO:PIXTA