葛西臨海水族園 改修
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葛西臨海水族園は、1989年に東京都江戸川区の葛西臨海公園内にオープンした水族館です。東京湾岸地区整備事業の一環として、上野動物園開園100周年を記念して計画され、「海と人間との交流の場」となることを目指して開園しました。
開園当初から革新的な展示方法で注目を集め、世界で初めてクロマグロの群泳展示を実現した2,200トンの大水槽が知られます。また、1999年には水槽内での産卵にも世界で初めて成功しています。屋外には池沼、渓流、川を再現した「水辺の自然」エリアもあり、海洋生物と人間が触れ合える場所を提供してきました。著名な建築家である谷口吉生氏が設計したガラスドームは当地のランドマークとして親しまれています。
多くの人々に愛された施設ですが、開園から30年以上が経過し、施設や設備の老朽化が進んでいます。既に改修が進行中であり、新施設の整備と併せて現在の建物の保存・活用方法が検討されています。多くの人々に笑顔を届けてくれた葛西臨海水族園ですが、思い入れのある景色は大きく変わりそうです。是非現在の姿を心に刻み込んでみてはいかがでしょうか。
(2024年5月執筆)
当地のアイコンでもある建築物です。
多くの方々の思い出を詰め込んで、当施設は新しい章に進みます。
PHOTO:写真AC
VIDEO : Final Access ファイナルアクセス