アスナル金山 閉鎖/解体
- 商業施設
アスナル金山は、愛知県名古屋市中区の金山総合駅北口に位置する複合商業施設で、2005年に開業しました。この施設は、戦後の戦災復興計画の一環として確保された土地を活用し、名古屋都市整備公社(現・公益財団法人名古屋まちづくり公社)が開発したものです。当初、暫定施設として2020年までの営業予定でしたが、再開発計画の遅れにより2028年まで延長されました。
アスナル金山は約60店舗が入居し、グルメやファッション、イベントスペースなどを備えた地域の交流拠点として親しまれてきました。しかし、施設の老朽化と都市再開発の必要性から、2028年2月までに閉鎖されることが決定しています。その跡地には、日本特殊陶業市民会館の建替えと一体的に新たな複合施設が整備される予定です。この新施設には商業エリアやホール、第3ホールを含む劇場機能が設けられる予定とされています。
「明日元気になる!」という意味が込められた名称を持つアスナル金山は、多くの人々に愛されてきましたが、その役割を終え、新たな街づくりへと引き継がれることになります。まだ少し時間はありそうです。是非消えゆく景色を記憶するために当地を訪問されてはいかがでしょうか?
(2025年3月執筆)
多くの人々の思い出を詰め込んで、その歴史のファイナルラップを刻み始めました。
PHOTO:PIXTA