ナゴヤ球場 移転か
- 建物・施設
ナゴヤ球場は、1948年に「中日スタジアム」として名古屋市内に設立されました。開場から3年後の1951年には全焼火災に見舞われましたが、復興を遂げ中日ドラゴンズの1軍本拠地として長年使用された、日本プロ野球の歴史に深く刻まれた球場です。
1975年には「ナゴヤ球場」に名称を変更し、新たな一歩を踏み出しました。1994年10月8日には、プロ野球史に残る「10・8決戦」の舞台となり、中日と巨人の同率首位決戦が行われましたことでも知られます。
1997年にナゴヤドームが完成すると、ナゴヤ球場は2軍の本拠地として新たな役割を担うようになりました。しかし、建設から70年以上が経過し、老朽化が進んでいます。この状況を受け、中日ドラゴンズは2025年1月、ナゴヤ球場の移転を具体的に検討していることを明らかにしました。
今後、新たな2軍施設の建設が進められる中、ナゴヤ球場が担ってきた歴史的役割を忘れないようにしたいものです。移転前にぜひ一度現地に足を運び、日本野球の歴史を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
(2025年1月執筆)
PHOTO:写真AC