本長篠駅舎 取壊
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本長篠駅は、1923年に鳳来寺鉄道の「鳳来寺駅」として開業しました。その後「鳳来寺口駅」と改称され、両路線の接続駅として地域の交通の要となりました。1943年には鳳来寺鉄道が国有化され、国鉄飯田線の駅となるとともに、駅名も「本長篠駅」となりました。その後、1956年に田口鉄道が豊橋鉄道に合併され、田口線は豊橋鉄道田口線として運行されましたが、利用者減少により1968年に田口線は廃止され、以降は飯田線単独の駅として現在に至ります。
長年親しまれてきた木造駅舎や田口線の遺構も、近年の豪雨対策工事のため2025年4月から2028年3月にかけて撤去・新設が予定されており、現駅舎は間もなくその役割を終えます。
当地の方々の思い出を詰め込んで、新たな姿へと生まれ変わる本長篠駅。歴史の面影が残る今の駅舎を訪ね、電車の旅で当地の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
PHOTO:PIXTA