【JR東海バス】エアロキング 引退
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【JR東海バス】エアロキング 引退
三菱ふそう「エアロキング」は、1983年の東京モーターショーで発表され、翌1984年から販売が開始された国産唯一の2階建てバスです。JRバスグループ各社でも高速バスの主力として導入され、JR東海バスでは東名ハイウェイバスを中心に最大37台が活躍し、長年にわたり東京~名古屋間などで多くの乗客を運びました。
しかし、2010年に生産が終了し、老朽化や新たな輸入車両の導入が進む中、2024年2月にJR東海バスでの定期運行を終えました。その後もイベントやツアーで最後の1台が使用されていましたが、2025年4月26日をもって完全に運用を終了することとなりました。
引退に際しては、撮影会やさよならイベントが開催され、多くのファンが別れを惜しみました。独自の2階建て構造と快適な車内で親しまれたエアロキングは、多くの旅の思い出とともに、今も人々の記憶に残り続けてることでしょう。
(2024年4月執筆)
PHOTO:PIXTA