京丹後市立竹野小学校 閉校
- 文化・教育施設
かつて京都府京丹後市丹後町竹野の高台に位置し、眼下に日本海と竹野川を望んだ京丹後市立竹野小学校。その歴史は古く、明治7年(1874)に養国寺を仮校舎として開校したことに始まります。
明治9年(1876)に竹野尋常小学校と改称後、時代の変遷とともに昭和30年(1955)には丹後町立、平成16年(2004)には市町村合併により京丹後市立となりました。本校の大きな特徴は、その立地環境にあります。校地は国指定史跡「産土山古墳」に隣接する場所にあり、古代ロマン溢れる地で子供たちは学びました。また、地域独自の民俗芸能である「テンキテンキ」や「竹野の鬼祭り」といった伝統文化の継承においても、学校は地域社会と深く結びついていました。かつては祭礼の担い手として子供たちが深く関わるなど、地域行事の中心には常に学校がありました。
しかし、急速な過疎化と少子化の影響を受け、児童数は減少の一途をたどりました。複式学級の解消など教育環境の適正化を図るため、平成22年(2010)3月31日をもって閉校し、間人小学校へと統合されることとなりました。同年3月27日に挙行された閉校式および地域主催の「惜別の会」では、「みんなですばらしい思い出づくりを!」の手作り横断幕のもと、全校児童による構成詩の発表や和太鼓演奏が行われ、136年の歴史に感謝を告げる感動的なフィナーレを迎えました。
長きにわたり、この地で地域教育の灯を守り続けられた運営関係者の皆様に深く敬意を表します。卒業生の皆様、そして教職員として関わられた皆様、豊かな自然と歴史に抱かれた学び舎での懐かしい日々を、今一度思い出してみてはいかがでしょうか。
(2025年10月執筆)

沢山の思い出がつまった校舎です。

卒業生・先生・地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO: 廃校5000 様







