京都市立塔南高等学校 閉校
- 文化・教育施設
京都市立塔南高等学校(京都府京都市南区唐橋大宮尻町22)は京都府にあった高等学校です。同校は1963年に洛陽高校・伏見高校の普通科生徒を受け入れる形で創設され、その歴史の中では在校生徒が1,900人を超えることもありました。
同校の特色として、2007年に全国でも初となる教員養成専門学科「教育みらい科」を新設したことが挙げられます。この科では、難関大学への進学に対応するカリキュラムに加えて、総合的な学習の時間を中心として、将来教員になるためのコミュニケーションスキルを育成。また、小学校の訪問や教育課題に関する探究的な活動の成果を発表する「教育課題研究」など、同校でしかできないさまざまな取り組みが行われてきました。
上記のほか、生徒有志による防災ボランティア活動を通じた地域貢献活動など多彩な活動に取り組んできた塔南高等学校は、2025年3月31日に閉校し、62年の歴史に幕を下ろしました。これまでの卒業生は22,699名と、数多くの人材を輩出しています。こちらの学校にゆかりのある方や思い出のある方は、ぜひこの場所にもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2025年4月執筆)







