鹿屋航空基地
- 文化・教育施設
鹿屋航空基地は1936年に大日本帝国海軍鹿屋海軍航空隊として創設されました。太平洋戦争中、特に末期には重要な軍事拠点となり、日本で最も多くの特攻隊が出撃した基地として知られています。鹿屋市には戦時中3つの海軍基地があり、多くの若者が特攻隊として出撃し、尊い命を落としました。
戦後、基地は一時米軍の管理下に置かれましたが、1953年に海上自衛隊鹿屋航空基地として再編されました。現在は海上自衛隊の重要な基地として機能し、南西海域の安全保障や海難救助を担っています。
基地内には鹿屋航空基地史料館が設置されており、旧日本海軍の歴史や特攻隊員の遺影、遺書などが展示されています。この史料館は、戦争の悲惨さと平和の尊さを学ぶ重要な場所となっており、地域の平和学習の場として活躍しています。ゆかりのある方は是非一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2024年7月執筆)
地域の歴史を語り継ぐ重要な場所となっております。
PHOTO:PIXTA