那須野飛行場格納庫跡 解体
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栃木県那須塩原市にある那須野飛行場格納庫跡が2018年1月に解体されました。ここは元々1942年に旧陸軍により熊谷陸軍飛行学校那須野教育隊として開所され、その後宇都宮陸軍飛行学校那須野教育隊・熊谷陸軍飛行学校那須野教育隊を経て、1945年には茨城県鉾田教導飛行士団が移駐し、特攻機の訓練基地となりました。終戦2日前の1945年8月13日には6機の特攻機が出撃。若く尊い命が犠牲となりました。現在飛行場跡には住宅や農地が広がり、当時の面影を残すのは当時3つあった格納庫のうちの南端にあったら第3格納庫の屋根を支える土台部分のみとなっていました。これまでもこの那須野飛行場格納庫跡にゆかりのある人をはじめ多くの人がこの地を訪れていましたが、今では石碑とわずかに残る滑走路の跡のみが残っています。歴史に重みに触れるため一度現地を訪れてはいかがでしょうか。(2018年8月執筆)