埼玉県立八潮南高等学校

  • 文化・教育施設

埼玉県立八潮南高等学校は、1984年4月1日に八潮市に開校し、長きにわたり地域の教育を担ってきました。校訓「勉学 誠実 実行」を掲げ、全日制の普通科、商業科、情報処理科の3学科を併設しています。特に商業系の学科教育に力を入れ、簿記や情報処理などの実務的な資格取得を奨励し、地域でも有数の200台以上のコンピューター設備を整えてきた点は、本校の大きな特色です。

文化面では、生徒の活動をサポートする有志団体「ポジティ部」がを全力で歌い、学校キャラクター「八ッピー」が文化祭「翔鴎祭」を盛り上げるなど、活発な学校生活が展開されてきました。地域社会との関わりも深く、「地域に根ざした学校」として市民への授業公開を定期的に実施しています。生徒たちは、八潮市や地元企業との連携を通じて、探究活動や商品開発など実践的な学習に取り組み、またエコキャップ回収やゴミゼロ運動といった社会貢献活動にも参加し、地域の一員としての責任を果たしています。

しかし、生徒数減少に対応する県立高校の再編整備計画に基づき、八潮南高等学校はその歴史に一区切りをつけることとなりました。2025年度の入学者選抜をもって募集を停止し、2026年4月1日付で埼玉県立八潮高等学校と統合され、「埼玉県立八潮フロンティア高等学校」として再出発します。新校は現在の八潮南高校の敷地に設置され、「挑戦・創造・未来」をキーワードに、両校の特色を受け継ぎ、新しい時代の教育を切り拓いていく予定です。

長年にわたり生徒たちの成長を導き、この学び舎を支えてこられた運営主体の皆様に深く敬意を表します。卒業生、教職員、そして関係者の皆様には、八潮南高等学校で過ごした輝かしい日々の思い出を胸に、未来へと進んでいただくことが願われます。

(2025年11月執筆)

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