春日部市立宝珠花小学校 閉校
- 文化・教育施設
1873年5月1日、宝蔵寺を仮校舎として開設されたのが宝珠花小学校(埼玉県春日部市西宝珠花593)のはじまり。地域との関わりを積極的にもち、伝統文化を大切にしながら長い歴史を歩んできました。同校が建つ宝珠花地区では、毎年5月3日と5日に行われる大凧あげ祭りが有名ですが、同校ではこのお祭りに毎年参加してきました。縦15m、横11m、そして重さが800kgにもなる日本一の大凧が上げられる雄大なお祭りです。毎年、子どもたちも保存会の指導を受けながら作った凧を上げるのですが、見事に凧が上がると、観客から歓声と拍手が上がったようです。
生徒数が減少したことから2018年度での閉校が決まり、145年の歴史に幕を下ろすことになりましたが、子どもたちは宝珠花小学校で過ごす最後の1年を精一杯過ごしています。ゆかりのある方や地域の方は、閉校前に同校を訪れ、思い出話に花を咲かせてみてはいかがでしょうか。(2018年11月執筆)