長崎市電 松山町停留場 名称変更
- 乗り物
- 建物・施設
1933年に長崎市内を走る路面電車本線の延伸に合わせて開業した長崎市松山の松山町停留場(長崎県長崎市松山)が2018年8月1日、85年ぶりに「平和公園停留場」に名称が変更されました。松山町停留場は長崎の歴史に欠かせない場所で、1945年8月9日の原爆投下により全線が不通となった長崎電軌の中でも、爆心地に最も近い停留場でした。被爆から2年後に復旧し、隣の「原爆資料館停留場」とあわせて、国内外からの観光客の乗降利用の多い所となっています。平和公園、原爆投下中心地、浦上天主堂といった観光施設や長崎市営の陸上競技場やサッカー場などに近く利便性の良い停留場として、新しい「平和公園」という名称が浸透するのも早いことが期待されますが、折々にかつてあった「松山町停留場」という名称を思い返してみてください。(2019年2月執筆)