京都市立洛陽工業高等学校 閉校
- 文化・教育施設
京都市南区にある京都市立洛陽工業高等学校(京都府京都市南区唐橋大宮尻町22)が、2018年3月31日に閉校しました。同校は1886年に京都染工講習所として開校、学校再編や名称変更を経て、1963年に現在の名称になりました。132年の歴史の中で、同校では工業系の専門知識を学び、卒業後は即戦力として働けるように実習や製図などにも力を入れていました。また、就職や進学のサポートがしっかり行われていたため、就職率進学率ともに100パーセントだったようです。部活動も盛んに行われており、運動系では陸上部、バレー部、テニス部などは強豪校として有名で、他にもロボット部、電子部、自動車部など工業高校でしか存在しない珍しい部もありました。閉校に先立ち、2016年京都市立伏見工業高等学校と統合し、京都市立京都工学院高等学校が開校しました。新しい学校においても、同校の長い歴史と伝統は引き継がれていくはずですが、同校にゆかりのある方は、ぜひもう一度足を運んで当時の記憶に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。(2019年3月執筆)