旧開智学校校舎 解体の後移築復元
- 文化・教育施設
旧開智学校の校舎(長野県松本市開智2丁目4-12)は、1876年に建立。1963年までの間、約90年もの間使用されてきた、国内でも古い歴史を持つ小学校のひとつとなっています。木造で作られたこの建造物は、中央に八角塔が高くそびえたち、それぞれの窓に舶来のギヤマンが取り付けられています。明治初期ならではの「擬洋風建築物」であり、建築文化史上非常に貴重な建物であることから、近代の学校建築として初の重要文化財に指定された建築物でもあります。現在では1965年から教育博物館として活用されており、この歴史ある建物の中には教育に関する資料など約3万点が保管されています。多くの人が足を運ぶこの建物に、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2019年3月執筆)
見事な外観を保持しています。
子供たちが学んだ教室です。
爽やかな青空に映える建物です。
PHOTO:PIXTA