旧松代駅舎 解体/取壊
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旧松代駅舎は1922年に開業し、長野電鉄屋代線の主要駅として地域の交通と物流を支えてきました。戦時中は松代大本営建設の貨物輸送にも活用され、地域の歴史的背景と深く結びついています。屋代線の廃止後も駅舎は観光案内所やバス待合所として利用され、地元の待ち合わせ場所やタクシー乗り場として親しまれてきました。また、築100年近い木造駅舎の歴史的価値を求め、多くの観光客も訪れています。
しかし、老朽化により2025年度中に解体されることが正式に決定されました。新たな道路整備計画の一環で進められており、地元住民の間では保存を望む声も根強く、駅舎を活用したイベントで理解を深める活動も行われています。
近い将来その姿を消す予定の旧松代駅舎は、地域の記憶を刻む貴重な存在です。ぜひ当地を訪れ、歴史と風情を感じながら、地域の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
(2025年5月執筆)
貴重な光景といえそうです。
多くの方々の思い出を詰め込んでその歴史の幕を下ろします。
PHOTO:写真AC