中野区立第十中学校 閉校
- 文化・教育施設
中野区立第十中学校(東京都中野区中央1-41-1)は、1954年に開校し、2018年3月31日に統合のため閉校した中学校です。「十中-じゅっちゅう-」という愛称で親しまれた同校では、「勉強で良い成績を取ることは大事だが、給食に感謝して丁寧に食べることはもっと大事!」として、給食の「残食ゼロ」を日常的に実践していました。個人戦ではなく学校全体での団体戦とばかりに、生徒たちも積極的に取り組みました。残食の出そうなクラスには他のクラスが応援に駆けつけ「残食ゼロ」を毎日みんなで勝ち取っていたと言います。よく勉強し、よく運動し、よく食べる。心身ともに元気で健全な多くの中学生を育成していた学校といえます。
64年の歴史に幕を降ろした十中跡地には、2021年には新しい中学校の校舎が完成します。同校にゆかりのある方はぜひ十中跡地を訪れて、心と身体を鍛えた中学時代の思い出を振り返ってみてはいかがでしょうか。
(2019年6月執筆)