小矢部市立松沢小学校 閉校
- 文化・教育施設
1965年に小矢部市内の4つの小学校が統合された大谷小学校となったことで廃校となり、100年以上の歴史に幕を下ろした松沢小学校(富山県小矢部市鷲島175)。1911年に建てられた木造2階建ての校舎は現存しています。現在も建設会社の事務所として利用されていて、大正時代に建てられた体育館は作業所としても使われています。
入母屋屋根の玄関ポーチには瓦屋根があり、松の木の下には二宮尊徳像も残されていて、この像の前を行き来した思い出がある卒業生もいることでしょう。小矢部市内には、メルヘン建築といわれる西洋風な建物の公共施設が35もありますが、それとは対照的な旧松沢小学校の木造校舎も残っています。明治の雰囲気を感じる校舎の雰囲気は今でも見ることができます。
(2019年8月執筆)