楢川村立贄川小学校 桑崎冬季分校 閉校
- 文化・教育施設
楢川村立贄川小学校 桑崎冬季分室(長野県塩尻市)が開設されたのは、1948年の12月1日のこと。当時、標高1100メートルに位置していた桑崎集落では、当時30世帯・200人ほどが暮らしており、農業や林業のほか、養蚕業などを営んでいました。
桑崎集落に暮らしていた子どもたちが通っていた贄川小学校の桑崎冬季分室。1959年当時には16名の児童が通っていました。同校は1967年に閉校となっていますが、翌年の1968年には桑崎集落が全戸移転となり、村自体が廃村となっています。現在でもその校舎は残されていますが、グランドにサイロがあるのが特徴的。当時農林業が苦境にあったため、肉牛の生産も行っていたと言われています。
跡地までの道のりは楽ではありませんが、分室にゆかりのある人は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。当時の懐かしい思い出がよみがえってくるかもしれません。
(2019年10月執筆)
多少荒れてしまっておりますが、登下校する子供達の姿は容易に想像できます。
かつて子供達がかくれんぼなどをして遊んだ場所でしょうか。
長きにわたり、地域の子供達をお守り頂きありがとうございます。
PHOTO:遍照の響き/贄川小学校・冬季分校