綾部市立奥上林小学校 閉校
- 文化・教育施設
府道1号線小浜綾部線沿いに位置する綾部市立奥上林小学校(京都府綾部市睦寄町行道前27)。同校の特徴は、全校児童で一緒に食べる給食。校内に設置された給食室で作られた給食を食べるのは、昼間はランチルームに変身する図書室。先生や友達みんなで食べる給食の美味しさは、小学校時代の大きな思い出となっているのではないでしょうか。
奥上林小学校の下校舎は、昭和30年代に建築された歴史ある建物。木のぬくもりを感じられる校舎の中で、子どもたちは元気に過ごしてきました。中でも、高さ6.2m、長さ30mもある下校舎と体育館を結ぶ木造の渡り廊下は、奥上林小学校の名物です。
残念ながら2005年に統合のため閉校となり、長い歴史に幕を下ろしましたが、現在この味わい深い校舎は市の研修センターや避難所などに活用されているとのこと。奥上林小学校にゆかりのある方は、このあたたかみが漂う校舎にもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2018年10月執筆)
この木造の渡り廊下はファンの間ではとても有名です。
なかなかお目にかかることのできない渡り廊下ではないでしょうか。
PHOTO:遍照の響き/奥上林小学校