日置川町立大瀬小学校 閉校
- 文化・教育施設
紀伊半島の深い山奥に位置する、日置川町立大瀬小学校(和歌山県西牟婁郡白浜町大瀬)が。1970年に閉校となり、92年の長い歴史に幕を閉じています。
同校は、1878年に大瀬集落にて創立された広い平屋の木造校舎の小学校。校舎周りは草木が生い茂り、今は人影もなくなってしまった場所で静かに朽ちることだけを待っています。しかし、校舎内には当時使用されていたであろう教科書やオルガン、新聞などが残されており、この場所だけ閉校した時のまま時間が止まっているようです。
大瀬集落も今では廃村となっているため、活気のあったあの頃の同校も今後は時間をかけて自然と土に還っていくことでしょう。もし、この場所にゆかりのある方は、当時の懐かしい日々に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
(2018年11月執筆)
格式を感じられる門構えです。
沢山の思い出がつまった校舎です。
卒業生、先生方など関係者様の心の中に永遠に記憶されますように。
PHOTO:遍照の響き/大瀬小学校