串本町立和深小学校 里川分校 閉校
- 文化・教育施設
森と一体化するかのように潜む、串本町立和深小学校里川分校(和歌山県東牟婁郡串本町里川)が、1970年に長く続いた歴史に幕を閉じました。
同校は光が遮られた人目につきにくい場所に現存する木造校舎の小さな小学校。現在はかなり荒廃が進んでいるものの、机やいす、教科書などがホコリを被りながらも現存しており、学校として使用されていた証拠を確かに残しています。ほかにも先生が居住する宿舎の併設、きれいに残っている下駄箱が学び舎だったころの様子を彷彿とさせてくれます。しかし、草木による浸食や劣化により建物の崩壊は時間の問題のようです。
もし、この場所にゆかりのある方は、まだしっかりと建っている今のうちに足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2018年11月執筆)
朽ち果ててしまっていますが、沢山の思い出がつまった校舎です。
長年に渡り、地域の子供達をお守り頂きありがとうございます。
PHOTO:遍照の響き/和深小学校里川分校