すさみ町立大己小学校 閉校
- 文化・教育施設
県道沿いのきれいに積まれた石垣の上に静かに建つ、すさみ町立大己小学校(和歌山県西牟婁郡すさみ町防乙)が、1970年に閉校となり、91年の長い歴史に幕を閉じました。
同校は1879年に開校した県下最古の木造校舎の小学校。校舎内は劣化が進んでいるものの、各教室や廊下上部からぶら下がる「右を歩きましょう」と記された文言が、小学校の面影を十分に残しています。蔦が這う外観は、閉校から50年近く経ったことを証明する風情ある光景として見る者をここで立ち止まらせます。
町ではこの校舎を保存する計画もあるとのことなので、後世に残る歴史的建造物としてぜひ貴重な同校を残していってほしいものです。もし、この場所にゆかりのある方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2018年11月執筆)
沢山の思い出がつまった校舎です。
歴史を感じられる佇まいです。
長年に渡り、地域の子供達をお守り頂きありがとうございます。
PHOTO:遍照の響き/競智小学校