熊野川町立鎌塚小学校 閉校
- 文化・教育施設
山深い限界集落にひっそりと現存する、熊野川町立鎌塚小学校(和歌山県新宮市熊野川町鎌塚)が、1983年に休校後1992年に閉校を迎えました。
同校は、1902年に創立した広い芝生が目を引く場所にある木造校舎の小学校。閉校から27年経ったとは思えないほど校舎内はきれいで、当時使用されていたピアノや生徒たちが書いたであろう黒板の文字がしっかりと現存しています。生徒数は多い時で41人が在籍していたようですが、休校前はわずか3人に減少し90年の長い歴史に幕を閉じました。
過疎化が進んでいるこの場所で、もうあの頃のような子どもたちの明るい声を聞くことは叶いませんが、もし同校にゆかりのある方は、美しいこの地へ再び足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2018年11月執筆)
沢山の思い出がつまった校舎です。
確かにここに学び舎が存在した。その証が静かに佇んでいます。
卒業生、先生方など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO:遍照の響き/鎌塚小学校
VIDEO:oodaisystem 様